絹本著色
縦134.2mm×横63.0mm
昭和8年(1933)
宝来山神社境内図は、昭和8年1月に、朝光(ちょうこう)という人物によって描かれました。
山際に春日造りの本殿四社と流造の末社(東殿、西殿)が見えます。右端に見える瓦葺きの屋根は、神願寺本堂であると推測されます。
昭和15年に、紀元2600年記念事業で境内地の拡張や整備が行われ、拝殿の建て替え、幣殿の新築、遥拝所の移転が行われたため、本図に描かれた景観は、現在の景観と異なっています。
手前に描かれた朱塗りの大鳥居(両部鳥居)の前に見える松は、船継松(ふなつなぎまつ)と推定されます。
▲鳥居下の船つなぎ松跡